フルータリアン

人間とフルーツの共生

自ら移動することのできない草木は、実を動物たちに食べてもらうことでその種を遠くまで運んでもらいます。そうしてリスクを分散し種の保存を図ってきました。人間は炭水化物性食品であるフルーツから糖質を摂取しています。人間は共生しています。

 

縄文時代までの採集による食生活は、環境と共存しようとするアプローチです。

一方、弥生時代にはじまったとされる稲作(農業)は、環境を人間の都合に合わせてコントロールしようとする試みです。

 

当時と現在とでは人口も比較にならず、採集の生活に戻るというのも現実的ではありませんが、フルーツと人間が共生の関係にあるとう事実や人間の身体の仕組みは、地球環境と共存していくためのヒントを私たちに与えてくれています。

 

フルータリアン栄養学

若い頃体操の選手だったダグラス・グラハム博士(現在60代半ば)が2008年に発表した "The 80/10/10 Diet" は世界中のフルータリアンのバイブルです。

アスリートとして厳しいトレーニングを積む中で、「ライバルと差をつけるには食生活の改善が近道である」という結論に達した博士。

栄養学を学び、自身の肉体でトライアンドエラーを繰り返すうち 80/10/10 という理論に到達しました。

読みこなすには栄養の知識が必要ですが、抄訳をご希望の方はお問合せください。

フルータリアン的高糖質ダイエット

低糖質ダイエットが流行していることもあり、糖質の多いフルーツを「不健康な食べもの」とする考え方もあるようですが、人間の身体にとって糖質が主要な栄養源であることに変わりはありません。

問題は、何から糖質を摂るのか、ということ。

GI値やカロリーは高い反面栄養素は少ない穀物ではなく、消化がよく、GI値やカロリーの低い反面微量栄養素を豊富に含むフルーツは、人間の身体にとって最適な糖質源なのです。

 

フルーツとスピリチュアリティ

ダグラス・グラハム博士は「栄養学」という切り口からフルータリアン・ダイエットについて考察しましたが、「一切の殺生をしない」という思想的なフルータリアンも存在します。

ほうれん草やレタスといった葉物野菜、人参などの根菜は、食べることによってその植物の命が終わってしまいます。

しかしフルーツは動物に食べてもらうために鮮やかな色をつけ、よい香りを放って動物にアピールしています。いただいたところでその命を奪うことにはなりません。

マハトマ・ガンディは数年間フルーツだけを食べる食生活を実践したとされていますが、栄養学的に考えるとフルーツのみから成る食生活はミネラルが不足すると考えられています。

 

フルーツクレンズ

消化がとてもよく、消化器官に負担をかけずに吸収されるフルーツには、デトックスを促す栄養素や腸を傷つけることのない食物繊維がたくさん含まれています。

こうしたフルーツの特性を利用した、食べるデトックスが「フルーツクレンズ」という方法です。

 

・Half dayクレンズ:朝食をスキップし、ランチにフルーツを食べ、夜は通常の食事をします

・1dayクレンズ:丸1日フルーツを食べます 

ジュースクレンズの準備食・回復食として 

 

*本来フルーツに含まれる糖分「果糖」に血糖値を上げる作用はありませんが、体質的にインスリンが分泌されにくい方やもともと血糖値の高い方など、果糖に敏感に反応してしまう方がいます。

そのような方にはより糖質の少ない葉野菜でのクレンズがおすすめです。

 

フルータリアンと不食

進化の途上にある人類。地球環境との共生の重要性を認識する人が増えるにつれ、食生活も徐々に変化していくでしょう。

同時に、食べもの以外のエネルギーを利用できるように肉体が変化し、最終的には不食に到達すると考えられます。

その過程で、消化器官に負担をかけず、純粋な光に近いフルーツが愛されるはず。

すでに不食を達成している人は「不食に入る前はフルーツばかり食べていた」とする人が多いですし、地球外生命体に遭遇し急激に意識レベルが上昇した場合もフルーツばかり食べたくなるそうです。