The 80/10/10 Diet

現在の私の食生活に最も影響を与えているのが、ダグラス・グラハム博士による「The 80/10/10 Diet 」です。 ホリスティックニュートリションプラクティショナーの資格を取得するためのテキストの1冊であったことが「The 80/10/10 Diet 」を知るきっかけになりました。

 

グラハム博士は若い頃トランポリンの選手で、オリンピックへの出場を目指す一流選手でした。ライバル達もみな洗練された、そして同じようなトレーニングをしているため、どうにかして差をつけようと、食事によってパフォーマンスを向上させることを考えたのだそうです。そして色々調べるうち、フルーツを主食とする「80/10/10」という理論にたどり着いたのだそうです。

 

ところで、80/10/10 とは「総摂取カロリーの80%を炭水化物から、10%ずつをたんぱく質と脂肪から摂取する(いずれもフルーツや野菜を中心とする食材から)」という意味です。

 

「フルータリアンとは」のページの写真でご覧いただける通り、現在50代半ばのグラハム博士は非常に筋肉質です。スポーツ選手やボディビルダーのパーソナルコーチも努めており、非常にアクティブな生活をされています。

フルーツ中心の食事だなんて、どうせたんぱく質も足りないし、エネルギー不足になってしまうのでしょ?という疑問は当然のことと思うのですが、グラハム博士はそうした疑念を見事に払拭してくれます。

 

フルータリアンという食事法は、ともすると本当に栄養のバランスを崩してしまいかねませんが、80/10/10 というガイドラインがあるおかげで、本来の人間らしい食生活、真に健康的な食事方として「フルータリアニズム」が存在できているのだと思います。そういう意味で、グラハム博士の功績は大きいと、私は考えています。