映画『”気づき”の一瞥:深遠なる意識の探求』

 

意識とは何か。なぜ「意識がある」とわかるのか。

生命と意識はどのように関わっているのか・・・

深遠なこの問いを探求する科学者たちと、先住民族の伝統を受け継ぐ人々。

答えを得るべく情熱を傾ける彼らは、人間の本質 ”気づき” へと導かれていきます。

 

 

○この映画を読み解くキーワード

・「心身問題」

数百年に渡って議論されている哲学的問題。心と身体は別々の存在なのか。身体(物質)から精神が生じるのか、それともその逆?

・主観なしに認識可能?

対象を認識するためには、認識の土台となる主観が必要。植物は認識しているとして、それならば「自分は」という主観は持っている?

・「意識がある」となぜわかる?

私たちは意識を持っている。だがなぜそうだとわかるのか。意識を認識する意識があるのだろうか。それこそがこの映画の結論の1つ。


 

○いただいた感想

 

映画全体に満ち満ちている愛の感覚が伝わってきて、見終わった後の満足感や満たされた感じがとても安らかでした。(50代女性)

 

牛が屠殺される場面、火葬の様子・・・あと、十字架の子供のようなものは人形?日々「霊性の向上」とか言っているのに、この場面でハッと気付かされ、自分の傲慢さに恥ずかしい思いをしました。気づきをありがとうございます。(40代女性) 

 


 

○ドキュメンタリー映画『“気づき”の一瞥:深遠なる意識の探求』(原題:Aware: Glimpse of Consciousness

2021年/102分/カラー/Umbrella Films/ドイツ・アメリカ 『マヤ 天の心、地の心』3部作 第2作)

 

○監督/脚本 

エリック・ブラック    フラウケ・サンディグ

 

○出演者

リチャード・ブースビー博士(ロヨラ大学 哲学科教授)

モニカ・ガグリアーノ博士(シドニー大学 植物の挙動と認知の研究者)

ローランド・グリフィス博士(ジョンズホプキンス大学 幻覚物質と意識の研究所所長)

クリストフ・コッホ博士(アレン脳科学研究所主任科学者)

ジョセファ・カーヴィン・クーリックス(メキシコチアパス州 マヤンヒーリングセラピスト)

マチュー・リカルド博士(ネパール シェチェン僧院のチベット仏教僧)

ミンゲール・リンポチェ(マチュー・リカルド博士の以前の師) 

 

○字幕・プロモーション(日本国内) 

福田カレン