健康志向のニューヨークでは以前から和食がブームですが、現在では単なる「sushiブーム」を越えて、本物の和食が浸透しつつあると感じました。
下の写真は野菜寿し。20年来の友人であるスシシェフが握ってくれました。
彼が現在勤務しているのは、ウイリアムズバーグで最も人気のあるジャパニーズレストラン。左からズッキーニ、さつま芋の天ぷら、ラタテュイユの軍艦、山芋短冊のおすし。これは、彼が私のためにわざわざ考えてくれたものではありません。メニューにのっていて、誰でも注文できるものです。
次にご紹介するのは、現在ニューヨークで最も予約がとれないジャパニーズレストランといわれる、イーストビレッジ「嘉日」。
京都の老舗お麩やさん「風香」さんのお店です。
1か月前に知人が予約をしてくれたのですが、1週間強の私の滞在中、「この日のこの時間以外空いていなかった」ということでした。
写真は特に印象に残った2品。左はアーティチョークに3種類のディップをつけていただくお料理。右はお出汁のゼリーの上に、お麩、そらまめ、トマト、そしてじゅん菜があしらわれています。じゅん菜という少しクセのある食材がニューヨークでも堂々と使われているあたり、とても感慨深いです。
和風の店構えも、イーストビレッジの街なみに自然に溶け込んでいてステキ。ニューヨークにいることを忘れてしまうような、ゆったりとした空気が流れていました。
最後にご紹介するのは、日本人には絶対に思いつかないであろう「カップ寿し」&「ポップアップ寿し」。こちらのお店は、ペイストリーシェフの友人が働くお店が2号店を出店したばかりのプラザホテルでたまたま見つけました。
私が注文した2品はどちらもヴィーガンのカップ寿し。お値段は1つ$5.5と、その小ささを考えるとかなりなもの。
左はケールと昆布の佃煮にトマトをはなびらのように飾ったもの。右はズッキーニの軍艦に豆乳クリームとれんこんがのっています。シャリは酢飯というよりリゾットに近いです。
昆布やられんこんやら、ごく和風の食材を使っているあたり、ニューヨークの人は本当に和食が好きで良く勉強しているのだな~と感心してしまいました。お味はともかくとして・・。
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