ピンクスライム肉 追放の動き

4月2日にペンシルベニア州の食肉加工大手AFAフーズが倒産したことが、アメリカでは大きなニュースになっているようです。

 

「ピンクスライム肉」は加工牛肉の一種なのですが、排泄物が触れるお尻近くの部位や、BSDの疑いのある部分、また関節の周辺の組織などをアンモニアで殺菌、遠心分離機にかけて脂肪と肉を分けるなどし、ピンク色に着色した「くず肉」なのだそうです。本来なら廃棄するかペットフードなどにするはずが、大手ハンバーガーチェーンは言うに及ばず、スーパーマーケットで売られているひき肉の70%、さらに学校給食にまで使われているのだそう。

 

しかし、ピンクスライムの禁止を求める市民活動の高まりなどもあり、ファーストフード店が「ピンクスライムフリー」を新たに打ち出したこともあって(手のひらを返したように!)ピンクスライム肉の売上が急速に落ち、販売大手のAFAフーズ倒産に到ったというのが背景です。

 

このニュースを聞いて、「やはり加工食品は疑ってかかるべき」という思いを強くしました。

 

思い返してみると、子供の頃から出来合いのメンチカツや肉団子、ハンバーグなどが苦手でした。給食に出てくるもの然り。食べると決まって気持ちが悪くなり、戻してしまっていたのです(美しくない話でごめんなさい!)。

ピンクスライムはひき肉のつなぎとして用いられるそうですから、日本に出回っている上記のようなひき肉加工食品にだって、似たようなものが使われているであろうことは十分想像できます。好き嫌いでもわがままでもなく、私の胃が正しかったのです。我慢して食べる必要なんてなく、嫌なものは嫌と言える環境だったらどんなに良かったか。今のお子さんたちも、私と同じような思いをしていないかな?と、心配になりました。